円から? 米ドルから? どちらから両替するとお得なのか

たとえばある国の通貨と両替をするときに、円からの場合と米ドルからの場合と、いったいどちらから両替したほうが得なのでしょう。

一般的な答えとしては、米ドルからのほうが得といえます。
というのも、米ドルは世界の基軸通貨と称され、最も多く取引がなされている通貨です。つまり、需要が高いほど両替時の手数料は安くなるという原理があるからです。
これはどの市場においても同じことがいえます。たとえばテレビなどの家電製品は、一般消費者からの需要があるので大量生産によってコストを下げられますが、専門業者が用いるような特殊な機械は、注文が少なく生産効率の悪い製品なので高くついてしまいます。

外国為替市場も同様です。銀行や金融業者などは市場参加者からの手数料を収益としていますが、取引量が少なければ高く設定しなければならず、取引量が多ければ手数料が安くても儲けをだすことが出来るということです。
両替方法の有利不利は、こうした取引量に伴う手数料で決まります。

もちろん、そのときの世界情勢や為替の動向、銀行・金融業者によって条件は変わってきます。しかし、一般的には米ドルから両替したほうが有利といっていいでしょう。
たとえば、ヨーロッパ旅行に行く際ユーロが必要になりますが、もしもすでに米ドルを保有しているのであれば、円からユーロと両替するよりも、米ドルからユーロと両替したほうがお得です。

しかし、いくら手数料が安いからといって、円から米ドルを経由してユーロに両替する、というやり方はかえって高くついてしまいます。ある国の通貨との両替で、また別の国の通貨を介したほうが有利になるというケースは、あるにはあるのですが、非常に限定された場合だけです。
ですので、米ドルをもっていないときは、直接ユーロに両替するべきでしょう。